フランスの田舎で見つけたナポレオンチェアです。
1890年代頃。
「ナポレオンチェア」とは、シャルル・ルイ=ナポレオン・ボナパルト(1808年~1873年)が、フランス皇帝だった1852~1870年頃のナポレオン3世時代にデザインされたスタイルを、ナポレオン3世様式の家具と呼びますが、その様式のチェアの事を「ナポレオンチェア」と呼んでいます。
ブラックペイントの高級感溢れる佇まい。
当時流行したシノワズリの面影が残されています。
「シノワズリ」とは、18世紀の中ごろヨーロッパで流行した中国趣味の美術様式で、中国をイメージした非対称の縮尺や、漆など独特の素材や装飾を用いた様式が特徴のデザインをそう呼んでいます。
座面はプチポワンで飾られています。
プチポワン(Petit Point)とは刺繍の一種のことで、18世紀のウィーンで編み出された技法のこと。
手刺繍で目の細かいキャンバス地に、多彩な刺繍糸を用いて細かなステッチを刻んでいく刺繍技法をいいます。最も古い刺繍技法のひとつで歴史は古代エジプトにまでさかのぼるそうです。
女帝マリア・テレジアやフランス王妃マリー・アントワネットもアクセサリーやドレス、調度品にプチポワンをあしらったといいます。
ちなみに、プチポワンはフランス語で「小さな点」を意味しています。
ドレッサーと合わせたり寝室のレディチェアとして、ラグジュアリーな雰囲気作りに愛用できそうです。
歴史と気品を感じる絵画の様なシーンを演出する美しいナポレオンチェア。お部屋の片隅に置いて飾り台として使ってみてもお洒落ですね。
ショップのディスプレイ小物としてのご利用はもちろん、日常空間でアンティーク家具と組み合わせてヨーロッパの映画や、インテリア雑誌に出てくるようなワンシーンを作り出すのも楽しそうですね。また、モダンな家具との組み合わせもおもしろそうです。
経年劣化による汚れ、キズ、ワレ、剥げ、染み、虫食い跡等ございます。
その点をご理解の上でご購入をお願いいたします。
○サイズ○
H:約87cm×W:約47cm×D:約47cm
※座面までの高さ:約47cm
※多少の誤差は悪しからずご了承ください。
※北海道、沖縄及び一部離島は配送不可となります。
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